虫歯で歯を失わないために
歯の喪失原因は主に虫歯と歯周病の2つです。 約半数の歯が虫歯が原因で失われています。
しかし、虫歯が抜歯の原因といっても、突然歯を抜かなければならないような重症な虫歯になるわけではありません。
たいていは小さな虫歯から始まって、詰め物をして、さらに新たな虫歯ができて、・・・治療を繰り返して、最後は抜歯しかなくなるのです。
つまり
最初は虫歯のない状態
初期虫歯ができた
治療をして詰め物にした
新たに虫歯ができ新しい詰め物に取り換えた
虫歯が歯髄(神経)まで達し、被せ物になった
虫歯が歯根まで達し、抜歯となった
虫歯を歯科医院で治療しても、虫歯の部分を人工物に置き換えただけで決して元に戻ったわけではありません。虫歯再発のリスクは高くなります。残念ながら5~6年でかなりの率で虫歯は再発してしまいます。そう考えますと歯を抜かずに長持ちさせるには最初の虫歯のない状態を出来るだけ長く維持することがとても重要となります。
虫歯になってから「治す」のではなく、虫歯にならないよう「守る」のです。 そして「守る」ために是非積極的に歯科医院をご利用ください。
参考文献 熊谷崇先生資料