寝過ぎは歯の痛みの元です
最近の医学研究では「寝過ぎは身体に良くない」ということが分かってきていますが、歯も身体の一部分。やはり同じように寝過ぎは歯のトラブルの原因となります。
例えば平日は忙しくて睡眠不足なのを、その分、週末に不足を補うようにたくさん寝てしまったり、カゼを引いて寝込んでしまったりというようなときに歯のトラブル(歯の痛みや、歯肉の腫れなど)が起こりやすくなります。
このようなトラブルになってしまうのは下顎(アゴ)が頭にぶら下がっているためです。重力による下顎のぶら下がりの方向を考えてみます。
右図のように頭が起きているときは下顎は胸の方向にぶら下がるのに対して、
寝ているときは下顎は首の方向にぶら下がることになります。
身体を起こしているときと寝ているときでは、重力のかかる方向が違うために下顎の位置が違ってきます。下顎の位置が違いますと咬み合わせも変わってしまいますから歯のトラブルが出やすくなります。
いつもの生活リズムより長い睡眠時間、それが8時間以上になりますと歯のトラブルになることがあります。さらにそれが10時間以上となりますと1日の半分近くになってしまいますからトラブルになる可能性はより高くなります。もし、おかしいかなと思ったら少し身体を動かしてみましょう。特に歩くのが一番効果的です。