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罪のない歯は削りません!

歯が直接の痛みの原因でないことも

 今度は具体的に、実際にあったケースを一つご紹介しましょう。
 患者さんは20才代の女性。学生さんです。右下一番奥の歯の痛みを訴えて来院されました。人物


 「今朝から痛み出した」とのこと。


 口の中を拝見したところ、虫歯らしき穴は見られません。レントゲンでも虫歯はみられません。しかし、痛みを訴える歯を触ると違和感を感じます。


 こういったケースでは痛んでいる歯を削って中の歯髄(神経)を取り除くことで痛みを止めることはできます。しかし虫歯でもない歯をたくさん削らなければなりません。
 当たり前ですが、残念ながら削った歯は二度と元には戻りません。
 そして削った歯は将来寿命が短くなることがわかっています。 (参照 歯を虫歯で失わないために)


 そもそもどうして歯は痛くなったのでしょうか?原因は必ずあるはずです。もしかしたら大本の原因は歯ではないかもしれません。原因がはっきりして、それを解決できれば、歯を削らずに痛みを取り除くことができるかもしれません。


 そこで前日の行動について問診しました。


 すると「某有名遊園地に行った」とのこと。
テーマパーク  実は普段あまり身体を動かさない人が、遊園地などに行って急にたくさん歩いたり、立ちっぱなしだったりすると、それが原因で歯の痛み、それも奥歯の痛みになることがあります。

立っている時と座っている時ではかみ合わせは違う

 ある患者さん(今回のケースとは違う方)の座っている時と立った時の、上下の歯をかみ合わせた時の、歯にかかる力の強さを表したグラフをご覧いただきましょう。


 こちらが椅子に座っている時のかみ合わせの力のかかり方です。
座位  グラフの見方ですが、上の方が前歯、左が左の歯、そして右が右の歯になります。赤い色の部分が強い力がかかっていることを表しています。


 今度は立った姿勢でのかみ合わせの力のかかり方です。
立位 椅子から立ち上がっただけでかみ合わせの力が変わりました。このことはほとんど知られていませんが「事実」です。
 立った時に、右の奥歯にかかる力が急上昇しているのがわかると思います。
立位  人によってパターンは違いますが 、この患者さんの場合は立つと右の奥歯にかかる力が急上昇します。力が急上昇したままの状態が続けば、歯の痛みなどのトラブルが出てくる可能性があります。 ですから例えば「いつもはあまり外出しないのに、外でたくさん歩いた」ですとか、「事務職から立ち仕事に転職した」というような場合は要注意です。
 そして、こういったことが原因で起こった歯の痛みの場合は決して歯が悪いわけではなく、いわば巻き添えを食ってしまった形ですので適切に対処すれば、歯を削らずとも痛みが取れる可能性があります。(罪のない歯は削りません!)

 また立ち上がるだけでかみ合わせは変わるのですから、歯の治療、例えば詰め物や被せ物を入れる時はそのことを考慮して入れなければいけません。場合によっては患者さんに立ってもらって調整することも必要でしょう。治療台に寝た姿勢でピッタリだったとしてもすべての姿勢でピッタリとは限りません。

 是非ご自身のかけがえのない歯を大切にしてあげてください。

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