罪のない歯は削りません!
今の歯科界はまだ「木を見て森を見ず」の状態
歯科医院には歯の痛みを訴えるたくさんの患者さんが見えられます。歯科医はその痛みを取り除く最大の努力をするのですが、
もしあなたの歯が痛くなったとしたら・・・
痛くなった歯に大きな穴があいていたとしたら、ほとんどの場合診断は簡単です。ほぼ間違いなく痛みの原因はその「虫歯」です。
しかし、痛い歯が虫歯でも何でもなかったとしたら・・・
その場合は歯科医の得意分野によって診断や治療の仕方が違ってくるかもしれません。
あなたならどのような治療を希望しますか?
そもそも・・・どうして歯は痛くなったのでしょうか?必ず原因があるはずです。 もしかしたら大本の原因は歯ではなく別のところかもしれません。
なんと歯の痛みの8割は歯を削らなくても治るという説もあります。( 「ちょっと待って! その歯の痛み、8割は削らなくても治ります」井出徹著より )
歯は出来れば削りたくありません。(参照 虫歯で歯を失わないために )
当たり前ですが、歯や顎は単独で存在するわけではなく全身とつながっています。
しかし以前の当院もそうでしたが、残念ながらまだ歯科界全体的には口の中だけしか診ていない視野の狭い医療しか考えられていません。
いわば「木を見て森を見ず」の状態です。
口や歯は身体の一部分で「歯は全身からの影響を受ける」「歯は全身に影響を与える」という捉え方をしますと治療の考え方もこれまでとはずいぶん違ってきます。やってはいけないこと、削ってしまっては取り返しのつかないところもあります。
21世紀になり歯科機材や材料、いわゆるハードの部分は大変進歩しました。それはとても喜ばしいことですが、もっと歯科医療の根幹の部分、いわゆるソフトの部分の進歩こそがより皆様の利益につながると考えます。従来の考え方に加えて「全身との関連を考えて口や歯を診る」ことこそがこれからの歯科の進むべき方向であると当院は信じます。
では次に具体的な例を挙げてみます。